過去の傾向や問題の製作過程などに注目する方法は、色々な人が考案していたりするので、多岐にわたります。
そのため、重要だと思われる一部の解き方を紹介していきます。
■問題を作る労力を考える
問題製作者は、○日以内に○○問作らないといけないというノルマをこなしています。答えを調べる時間や確実に正解と言い切れるようにするための時間を考えると、長い時間をかけないと答えが出せないような問題というのは避けたがるはずです。
この「問題を作る労力」に着目した解き方を最初に紹介します。
例1 世界の都市の名前には、「マール」もあれば「バーツ」もある。(第21回中国 2問目 正解○)
例2 「どいつもこいつも」といいますが、ドイツには、「コイツ」という都市がある。(第25回関東 7問目 正解×)
なぜ例1では○になり、例2では×になるのでしょうか?
例1の場合、まず
世界中の都市名を全て探すことは難しいことは推測できると思います。あらゆる国の言葉を調べないといけない、どこからが都市か定義されていない国があるかもしれない。という面があるので、
バーツという都市がないことを証明することはほぼ不可能なのです。
つまり、マール、バーツという都市があるから、この問題が作られた=正解は○。ということになるわけです。
例2の場合はどうでしょうか。「ドイツ」の「都市」に対象を
限定しています。この問題の場合、ドイツ語が分かれば、すべての都市の名前を調べるにはそこまで労力もかからないでしょう。しかも、
「市町村」や「村」ではなく都市に絞っている。ということは、
コイツという都市が見つからなかったけど、市町村全部まで探す時間はない。という問題製作者の裏側を読み取ることができます。よって、この問題では正解は×だと考えられるのです。
■過去問から推測する
2.高校生クイズ○×理論の全体像でも述べましたが、過去問から答えを推測することができる問題もあります。
例3 ブロッコリーとカリフラワーは同じアブラナ科である。(第25回中部7問目)
例4 ネギもタマネギも、同じユリ科の植物である。(第19回沖縄6問目)
例5 川魚のイワナもヤマメもサケ科の魚である。(第16回中国6問目)
○○は××科である。○○と××は同じ科である。という問題はよく出題されますし、正解も○になったり×になったり様々なのですが、
上の例3〜5の系統の問題は、全て正解が○になっています。
説明すると理論潰しをされそうなので詳細は割愛しますが、この3つの問題に共通する要素を考えてみるとなぜ○になるかは分かるかと思います。
(○○と××は同じ△△科の植物である の○○・××と△△の関係性に注目してみてください)
過去問は覚えるだけでなく、傾向を分析するツールとしても活用していきましょう。
■でっちあげ問題に注意する
高校生クイズでは、正解が○っぽいようにみせる問題を作ることがよくあります。
以下の問題を見てください。
例6 唱歌「お正月」。歌の中で最後にはお年玉をもらっている。(第25回九州 12問目 正解×)
例7 九州が生んだメジャーリーガー・新庄。ニューヨーク・メッツの記念すべき初打席はシングルヒットでしたが、阪神時代のプロ初打席はホームランだった。(第22回九州 2問目 正解×)
例8 青春真っ只中。恋の病と言えば、恋患い。さて、英語でも「ラブシックネス」という。(第23回名古屋 4問目 正解○)
例6・例7は、
誰でも思いつきそうなことをいかにもあるかのように見せているでっちあげ問題です。でっちあげの判断基準としては以下のようなものがあります。
・言葉を聞いてすぐに意味が理解できる
・○にしたときの意味と頭の中のイメージが整合している。
・全く聞いたことがない。
この基準に適合しているものは、必ずとはいえませんがでっちあげ問題の可能性があるので注意しないといけません。
例8はでっちあげではないと言える問題の典型例です。普通、恋患い=恋の病ときくと
「ラブシック」とイメージできるはずなのに、問題では「ラブシックネス」になっています。この不自然さから「ラブシックネスという言葉がある」=正解は○であると推測できるのです
最後は○×理論を会場で使うためのいくつかのテクニックを紹介します。
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