ここでは、○×クイズを解く基礎になる3つの考え方について説明します。
知識は普段みなさんが使う意味と同じ、「すでに知っていること」です。
例えば、ロダンの彫刻「考える人」は、足を組んでいる。
(第27回中部)
この問題は、学校の教科書や実物を注意してみていたら知識として身についているかもしれません。 この問題のような学校で習った知識だけでなく、生活知識や雑学知識まで幅広い知識が要求されるのが○×クイズの特徴です。そして、○×クイズに出そうな知識というのは日常の心がけを少し変えることで、効率的に身につくようになります。
しかし、あなたが持っている知識だけで○×クイズを100%突破できるかというと、厳しいかと思います。そこで、「主張」・「技術」という解き方が必要になってきます。
例1:今年のオリンピック開催都市北京と最初に友好都市の関係を結んだのは、東京である
(第28回北九州2問目)
この問題を見て、「問題製作者の隠れた主張」を見つけることができますか?
「主張」という解き方は、日本テレビがどのような意図で問題を出したのか、その意図を読む解き方です。この問題では、○だったときと×だったときのメッセージ性に注目します。もし×だったときに、東京よりも「テレビで放送できる意外性」を感じることができる都市はあるでしょうか?おそらく「北京とはじめて姉妹都市を結んだのが東京だ」という意外性から出題したのだろうという推測を立てることができます。
このように、問題の裏側に隠されたテレビ局のメッセージ性を読み取るのが主張という考え方です。
ただし、主張を使っても解けない問題もあります。例えば、実質2択クイズの問題だったり、○でも×でもメッセージ性がそんなに変わらない問題などです。
「技術」は、過去の傾向や問題の製作過程をイメージして答えを推測する考え方です。
例2:電車内にかざられている車内広告。日本初の車内広告は乗り物酔いの薬である。
(第28回関東6問目)
電車内の中吊り広告といえば、みなさん何を思い浮かべるでしょうか? 雑誌や習い事。最近ではケータイサイトの中吊りが多いかなというイメージが湧くかと思います。しかし、この問題で問われているような乗り物酔いの薬が中吊りにあるとすぐにイメージできるでしょうか?あなたがすぐにイメージできないものは、問題製作者も思いつかないものです。つまり、この問題は問題製作者が「日本初の車内広告は乗り物酔いの薬」と事実を発見して、その事実をそのまま問題にしたと推測することができます。(ということで、答えは○です)。
このように、問題の製作過程をイメージすることなどから答えを推測する考え方をここでは「技術」と呼びます。
このような技術で解くことができる問題は他にもたくさんありますが、○×クイズ理論の基礎知識で述べた理論潰しは、この「技術」に対して行ってくることが多いです。
・○×クイズが出題されたら、まず「知識」を使って解いてみます。あなたの知識でどうしても解けそうにないなら、「主張」、「技術」の考え方で補完します。
・主張は深い知識を問われる1~3問目の○×クイズ前半戦では有効になりますが、後半戦では知識を問う問題が増えるので全ての問題に使えるとは限りません。
・技術は潰しの問題が多いので優先順位は低いですが、問題の答えに迷うときは有効になります。
そのため、実際に○×クイズを解くときの優先順位は以下のようになります。
前半戦
知識>主張>技術
後半戦
知識>技術=主張
また、今持っている(十分ではない)知識を使って主張・技術の解き方で答えを導き出すという方法もあります。
例3:アイルランドとアイスランド。カタカナで書いても英語で書いても一文字違いである。この問題の場合、「Iceland」「Ireland」(正解は○)か、「Iceland」「Irland」(正解は×?)かの2つで迷うことが多いようです。しかし、片方がceで片方がrの場合、1文字違いなのか2文字違いなのかよく分かりません。アイスランドから見ると2文字違うように見えるし、アイルランドから見ると1文字しか違わないように見えますね。
(28回南九州2問目)
次回からは、「知識」・「主張」・「技術」の3つのとき方を具体的に考えていきます。
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