第1回でペーパークイズの問題傾向を紹介し、第2回で勉強するときの心がけを紹介しました。その上で第3回ではペーパークイズの勉強法を、私なりの情報加工術を用いて解説しました。
最終回では、どのように勉強するかという指針を立てるために、過去問の使い方について解説します。
高校生クイズで出題される3択クイズの入手方法は3通りあります。
①:当サイトのペーパークイズ過去問
②:高校生クイズ、アメリカ横断ウルトラクイズの本
③:携帯公式サイトの「モバ高Q」
特に問題量が多いのは②の本なのですが、ここ10年新刊の出版はされていないので、主に公共図書館で入手するという形になります。特に、アメリカ横断ウルトラクイズの本に記載されている機内ペーパークイズ問題は昨年の高校生クイズに難易度も近く、問題量も豊富であるためおすすめです。
③の携帯公式サイト「モバ高Q」は、クイズを解くだけでなく問題を記録して何度も解いてみると、問題傾向を掴むヒントになります。
前回の記事で使った情報加工法を簡単に解説します。なぜ過去問から情報を加工するのがいいかというと、最も効率的なだけでなく、高校生クイズに参加するなら問題にはすぐ興味をもてるだろうという理由からです。
問題をただやみくもに解いたとしてもペーパークイズの実力は上がりません。なぜなら、問題を1問1問見ただけでは、なかなか知識を横に広げられないからです。
そこでクイズ問題をジャンル分けしてみることになります。クイズ問題をジャンルわけするとき、私は2段階に分けてジャンルを分けています。
・どのような分野から出題されているか?(国語、数学、生活知識など)
・何を聞く問題が出題されているか? (共通項問題、類義語など)
この視点で問題をジャンルわけすると、第1回で述べたような文系重視の問題傾向であることや、語学4ジャンルが頻出していることに気づくようになります。
ここまでできたら、あとは勉強ツールを探すのみです。例えば漢字問題は難しい問題ばかりだから、漢字検定の問題集が役に立つ。慣用句、ことわざの問題は類義語など横に広げるタイプの問題が多いから、まず重要なものだけ覚えて、それに絞って類義語を調べる。といったように、問題傾向を見ながらネットや手持ちの資料集、雑誌などをフル活用させます。
また、ペーパークイズは3人で解くものなので、3人全員が同じ勉強をするよりは、違う知識を身に付けていったほうが効率は高いと思われます。
勉強の範囲を分担するのは、興味にあう、あわないの問題もありますのであまりお勧めはしませんが、得意分野が違うチームメイトを揃えれば興味のある知識もバラバラになると思うので、チーム全体で見る効率的に知識を身につけることができるのではないかと思います。
ここまで勉強法の話をしてきましたが、3択クイズにも○×と同じように技術的な解き方が存在します。問題作家が「これとこれで迷わせよう」という意図を持っている場合、3つめの選択肢をなかなか思いつかずに無理やり思いついた選択肢をねじ込む傾向がよく見られます。
例えば、下の問題を見てみましょう。
「人材募集」の意味を持つ言葉は? ①リクルート ②トラバーユ ③アルバイト
この場合は③のアルバイトはまずありえないということになります。なぜなら、「リクルート」と「とらばーゆ」は共に求人会社の名前です。求人会社の名前を使って迷わせようという意図があるなら、③のアルバイトは後からねじこんだ選択肢であると予測ができるので、③を除外して①、②で迷わないといけない。ということになります。このような3択を2択にする技術は、過去問をじっくり読んで不自然な選択肢に気づくトレーニングを積み重ねないと身につきません。
過去問を用いた勉強法には、このような技術を鍛える方法もあるということを頭の中に入れておきましょう。
最後になりますが、今年もしペーパークイズが行われたら、問題傾向はおそらく去年のペーパークイズと違うものになると思われます。なぜかというと、昨年までは選抜された数人だけが3択クイズ問題を作っていたのですが、今年はアルバイトを含めた数十人が3択問題を作っているからです。
問題作家が増えて問題の絶対量が増えると、そこから100問選ぶときにバランスを考えた問題配置を取ることもできます。そのため、昨年のような語学ジャンルだけが難しい・・・というようなこともなくなるはずです。(全体でみると難化するか易化するかは予測できませんが)。
昨年より幅広い知識が問われる可能性が高くなったとはいえ、ペーパークイズの実力を上げるための基本は勉強問題と流行問題の力をつけることに変わりはありません。
学校の資料集などを活用し、朝の情報番組を見てペーパークイズの基礎力を上げてこの記事を読んでいるみなさんがペーパークイズを勝ち抜けられることを期待しています!
ペーパークイズの形式まで研究したい方には、ペーパークイズの形式論を用意しておりますので、あわせてお読みください。