高校生クイズで出題されるペーパークイズの過去問を見ると、聞かれてることは簡単なのに難しく感じる問題が多いことに気づくでしょう。
なぜそのようなことになるかというと、高校生クイズで出題される3択クイズは、学校やニュースで学んだ知識を加工し、組み合わせる力が試されるからなのです。
ここではペーパークイズの勉強法として、「インプット」と「アウトプット」という2つの心がけを紹介します。
高校生クイズで出題される問題は、主に勉強問題と流行問題に大別することができます。なぜこの2つが出題されるのかというと、高校生はみんな勉強とニュースに"触れている"ことが前提になっているからです。
そのため、ペーパークイズの基本的な知識を身につけるときは「学校の勉強」をまず第1に、そして「ニュースなどの情報番組を見ること」を第2に優先させるべきです。
学校での授業では、必ずといっていいほど「資料集」を使うかと思います。特に社会、理科、家庭科、音楽、体育(座学)では教科書の知識を補うために資料集を多用しているはずです。
ペーパークイズの勉強には、この資料集が非常に役に立ちます。
日本の総理大臣に2人いる名字は? ①吉田 ②田中 ③佐藤
国旗が2色なのは? ①ラトビア ②リトアニア ③エストニア
例えば上記の問題は、総理大臣の一覧、国の一覧に興味を持って社会の資料集を読んでいたら身についていてもおかしくない知識です。でも、教科書そのものにこの知識はのってませんよね。
このように、資料集は教科書より深い知識を身につけることに役立つと同時に、ペーパークイズ対策にも大きな効果があります。
昨年は勉強問題中心のペーパークイズが出題されましたが、年によっては流行問題も頻繁に出題されています。流行問題は芸能・スポーツ・ニュースの問題が中心で、たまにファッションやキャラクターなどの問題も出題されます。流行問題を解くための対策としては、朝の情報番組を見ることをおすすめします。
特にズームイン!SUPERはニュース、芸能、スポーツを網羅しており、取り上げる情報量も多いためおすすめです。忙しいから全部見れないという場合も大丈夫。ズームインSUPERの場合、6時台に伝える内容と7時台に伝える内容はほとんど同じものです。つまり、流行問題力をアップさせるには、朝の情報番組を毎日1時間見るだけでいいのです。
ここまでペーパークイズ対策に使えるインプット法を説明しました。しかし、これだけではペーパークイズを解くのに十分な力にはなりません。
自分の知識を加工し、横に広げることではじめてどのような問題が出題されても対応できる「ペーパークイズの基礎体力」が身につきます。「自分の知識を加工し、横に広げる」というのは例えば次のようなことを言います。
1.資料集で調べた植物の「科」をまとめて、共通点を探してみる。
2.歴代総理大臣の苗字をたくさんいる順にランク付けしてみる
1の場合、例えばサクラはバラ科の植物。という知識があったとします。そこで「同じバラ科の植物って何があるだろう?」と疑問を持ち、調べてみるとウメやモモもバラ科の植物であることが分かるはずです(横に広げる)。そこで、「サクラ、ウメ、モモ」の共通点を探してみると、どれもピンクのきれいな花が咲くことに気づくはずです。そこではじめて、「ピンクのきれいな花が咲くのはバラ科の可能性が高い」というペーパークイズでどのような問題が出ても対応できる知識になるのです。
2の場合も同じように、総理大臣の名前を1人1人覚えていくのではなく(そんな時間もないと思います。)、統計をとってしまってよく出そうなパターンだけ自分の知識にしてしまえばいい。というわけです。
では、どのようにして情報を加工し、横に広げる力を身に付ければよいのでしょうか?3つの方法を提案します。
① 覚えようと思うな、興味を持て
② 身に付けた知識に疑問を持つ
③ 自己流の情報加工法を考え出す
クイズの勉強というときに、暗記はあまりおすすめしません。なぜなら、暗記を毎日続けることは修行に近いものがあり、挫折する人が多いからです。
覚えようとするのではなく、色々なことに興味を持つことがペーパークイズの実力を上げる近道になります。好きなこと、面白いなーと思ったことというのは、暗記で覚えたことよりも長く記憶に残るという傾向があります。
例えば学校の授業中、先生の話を流し聞きしつつ資料集の適当なページを読んでみましょう。そして、「へぇ~」と思うような部分に線を引くなり、ページに折り目をつけてみます。そして、休み時間や家に帰ってからでもよいので、もう1度その線を見返してみましょう。あなたが面白いと思った部分だから、ささっと読み終わるはずです。このように自然に身についた知識はすぐ忘れるなんてこともないと思います。
このようにして身に付けた知識について、「これに共通してることは何だろう?」「他のパターンはないのかな?」というような疑問を持つと、違うことを調べてみようという気になります。
覚えた知識に疑問を持ち、関係することを調べることで、自然とあなたの知識は横に広がっているはずです。
ここまでの文章でも情報加工法が2つ登場しています。1つは「共通項を探す」、もう1つは「統計をとる」ということです。
共通項の場合、「科」だけでなく、「同じ意味の言葉」という共通項も意外と役立ちます。小さいをアメリカではミニ、フランスではプチ。というように、同じ意味で違う国の言葉(特にフランス語、ドイツ語、中国語あたり)を覚えておくとペーパークイズでも役に立つはずです。他にも興味をもったことについて「△△が共通するなー」ということを書き出しておくとよいでしょう。
統計を取るという場合は、「ベスト3」「ワースト1」とその数字がキーワードになります。例えば高校生クイズでも「徳川将軍で家がつくのは何人?」とか、小倉百人一首の上の句。1番多いのは「あ」で始まる句。2番目は?」といった、数えさせるタイプの問題が出題されています。将軍の名前や百人一首、全部覚える必要はありませんが、ベスト、ワーストが何か?個数(など)はいくつか?といったことだけ頭の中に叩き込んでおくとペーパークイズでも役に立つでしょう。
他にも、「意外に思ったことをまとめる」という加工法もあります。英単語で、ユーモア=humor、ウイルス=virus、ナイフ=knifeといったように「意外な頭文字ではじまる単語」をまとめる、といった方法です。ペーパークイズでは、このような英単語の頭文字問題もよく出題されています。
そのほかにも図にする、例外を探す。といった加工法があります。あなたにあった情報加工法を考え、①、②の方法で身に付けた知識を必ず加工してやるようにしたら、ペーパークイズでどのような問題が出題されたときでも対応できるようになっているはずです。
次回は高校生クイズで頻出の語学ジャンルを解説しつつ、具体的な勉強法のヒントを紹介します。